第28回 日本ナショナル・ミュージック・キャンプ ジュニア・フィルハーモニック・オーケストラ サマー・コンサート2010

2003年  ドヴォルザーク・ホール(プラハ)にて

音楽を志す若い人たちに、可能性を広げられる環境を。

  • 1972年に創立されたジュニア・フィルハーモニック・オーケストラには、ふたつの役割があります。ひとつは、ややもするとソリスト育成に傾きがちな日本の音楽教育の中で、“合奏”という貴重な経験を積むことができる場を提供すること。そしてもうひとつは、“オーケストラ”という教材によって若い人たちの人間形成を支援していくことです。
  • ソロでの練習を積み重ねることで、技術や力量は上がります。ただ、どうしても補うことができないのは、他の人と音を合わせ、音楽を創りだす経験です。オーケストラの環境は、他の音を聴く耳を養い、ソロでの練習にもいい影響を与え、そして将来の音楽人生に広がりをもたらすことでしょう。
  • またオーケストラは、年齢、性別に関係なく、プレイヤー同士対等な集団です。そしてどの一人が欠けたとしても、成り立つものではありません。練習や演奏会を通じて、オーケストラは、若い人たちに、自然に社会性をもたらし、多くの人と共同で取り組む協調性や自分の持ち場があるゆえの責任感、そして演奏会での万雷の拍手という達成感を与えてくれる優れた教材です。
  • ジュニア・フィルハーモニック・オーケストラには、小学生〜大学生まで、住む地域も通う学校も異なるさまざまな男女およそ100人が集まっています。人から刺激を受け、人に刺激を与え、音楽的にも人間的にも成長できる環境があります。初めて練習を見学に訪れた子どもたちは、こう言います。

「緊張感が違う」純粋に、真剣に音楽に取り組み、そして何より、オーケストラが大好き!という澄んだまなざしの団員の姿を、ぜひ一度見に来てください。

日本はもとより、米国、英国、チェコなど海外でも公演を成功させています。