ジュニア・フィルの団員は、ほんとうにピュアです。

アマ、プロと数あるオーケストラの中でもジュニア・フィルハーモニック・オーケストラは、
とにかくピュアなオーケストラだと思います。
団員は指導者を一点の曇りもなく100%信じます。
例えば、体調がすぐれない時に指導をすると、どんどん悪くなっていきます。
しっかり準備を整え、気持ち良く指導できた時には、素晴らしい音楽を奏でてくれます。
ピカピカに磨かれた鏡のような純粋な集団です。

プロのオーケストラの現場にいる者が指導するということは、
子供たちにとって、分かりやすく、確信が持てるのではないかと思っています。
私自身もそのことを念頭に置きながら、指導にあたってきました。
ただ、指導を始めた頃を振り返ると、
稚拙で技術的にも足りない部分があったと思います。
その私が、団員たちと接することで、随分と成長することができました。
現役のプロにさえ、刺激を与える力を持ったオーケストラです。
当然、個々の団員にも大きな良い影響を与えています。

自分のパートの音だけでなく、他の人の楽器の音を感じ、
合奏という調和を生みだす過程で、
周りの人たちの音を想像したり気持ちを思いやるなど、
技術面だけでなく“心のしわが増えていく”
人として成長を遂げられる場だと感じています。
ジュニア・フィルハーモニック・オーケストラは、
音楽を通じて人間性も豊かにする貴重な存在です。
齋藤 真知亜(元NHK交響楽団ヴァイオリン奏者)

指導者_齋藤真知亜

指導者は、現役で活躍する各パートの専門家ばかりです。

※2011年以降にご指導いただいた主な先生方。(2015年5月作成)

指揮
川瀬 賢太郎   金 洪才   キンボー・イシイ   黒木 岩寿   齋藤 真知亜   清水 醍輝
松下 京介   松原 勝也   山本 祐ノ介
ヴァイオリン
  • 景山 昌太郎(ハーゲン歌劇場管弦楽団 コンサートマスター)
  • 齋藤 真知亜(NHK交響楽団 フォアシュピーラー)
  • 清水 醍輝
  • 松原 勝也(東京芸術大学教授)
  • 山下 洋一(マクデブルク歌劇場管弦楽団 コンサートマスター)
  • 横溝 耕一(NHK交響楽団)
ヴィオラ
  • 飯田 隆(日本センチュリー交響楽団)
  • 坂口 弦太郎(NHK交響楽団)
  • 村松 龍(NHK交響楽団)
チェロ
  • 奥田 なな子
  • 清水 詩織(東京都交響楽団)
  • 向山 佳絵子(NHK交響楽団 首席奏者)
  • 村井 将(NHK交響楽団)
  • 高橋 純子(東京都交響楽団)
  • 山本 祐ノ介
コントラバス
  • 小笠原 茅乃(東京フィルハーモニー交響楽団 副首席奏者)
  • 黒木 岩寿(東京フィルハーモニー交響楽団 首席奏者)
  • 高橋 洋太(東京都交響楽団)
オーボエ
  • 古部 賢一(新日本フィルハーモニー交響楽団 首席奏者)
  • 和久井 仁(NHK交響楽団)
クラリネット
  • サトーミチヨ(東京都交響楽団 首席奏者)
ファゴット
  • 菅原 恵子(NHK交響楽団)
トランペット
  • 奥田 敏雄
  • 服部 孝也(新日本フィルハーモニー交響楽団 首席奏者)
ホルン
  • 木川 博史(NHK交響楽団)
  • 守山 光三
トロンボーン
  • 藤井 良太(東京交響楽団)
  • 山本 浩一郎(シアトル交響楽団 首席奏者)
打楽器
  • 安藤 芳広(東京都交響楽団 首席奏者)
  • 村山 良介

=ジュニア・フィルハーモニック・オーケストラの卒団生です。

団員の成長のために、素晴らしい指導者をお招きします。 ジュニア・フィルハーモニック・オーケストラ 代表 小林 祐一

ジュニア・フィルハーモニック・オーケストラには、いわゆる“音楽監督”はおりません。音楽監督を置かない代わりに、プロとしてオーケストラで現在活躍されているさまざまな方々を、指導者としてお招きしています。プロの生の声を聞くことができるだけでなく、多種多様なパート・考え方を持つ方々の指導を受けられるということは、さまざまな価値観に触れられ、感受性豊かな時期に、大いに刺激となることでしょう。若い団員のみなさんが、今後大きく成長していく環境をつくること。そのために事務局は、素晴らしい指導者を各方面からお呼びできるよう最大限努力していきます。